Dialpad では、アプリが安定したネットワークに接続することで高い音声品質を提供します。
雑音や片通話、遅延などの多くは、接続するネットワークに影響します。アプリの再起動をしてネットワーク接続のリフレッシュ、強度の高いネットワークに接続いただくなどで解消するかのご確認をおすすめします。
以下、音声品質を確保するためのチェック項目をご参照ください。
通話品質の基本
HD コール (もしくは VoIP) では、音声がいくつものパケットに分割され送信されます。この分割されたパケットはインターネット上の複数の経路で Dialpad サーバーに到達し、最終地点で再構成されます。
信頼性の高いネットワークが確保できない場合、それらのパケットは最終地点で正確に再構成されないだけでなく、途中で失われる場合もあります。重要なのは全てのネットワークが同じ品質とは限らないということです。オフィスでは十分な品質のネットワークが利用できても、カフェなどの Wi-Fi は HD コールを利用するに最適とは限りません。
また、通話品質への影響の中で最も大きな要因はローカルネットワークですが、インターネット接続とルーターの設定も考慮する必要があります。
一般的な要因
音声品質低下の主な要因は以下の様なものがあります。
レイテンシー | パケットの遅延による音声への影響。通話者には音声の遅れやズレとして感じられます。 |
ジッター (Jitter) | パケットの到達時間が変化することによる音声への影響。通話者には音声が途切れて聞こえる場合があります。 |
パケットロス | パケットが経路の途中で失われる。通話者には音声が途中聞こえないといった場合があります。 |
システムテスト
通話品質が通常より低いと感じる場合は、システムテストを実行することをおすすめします。
数分程度で完了し、スループットや通話品質、デバイスの状態などをまとめてチェックできます。
QoS ダッシュボード
Dialpad の QoS (サービス品質) ダッシュボードを使うと、通話品質の監視やトラブルシューティングに役立てることができます。
QoS ダッシュボードでは、エンドユーザーによって評価された通話を含む、すべての通話が可視化されます。各通話の終了時に、ユーザーは 1〜5 の評価を行うことができ、この評価は MOS(主観品質評価スコア)に対応し、ネットワークのパフォーマンスを把握するための指標となります。