Dialpad は常に進化と革新を追求しており、その一環として Dialpad for Hubspot V2 を新たにリリースしました。既存の連携機能はそのままに、チケット、メモやタスクのログ記録、そしてより優れたコンタクト管理機能をご利用いただけます。
以下、詳細をご参照ください。
対象ユーザー
この機能は現在、アーリーアダプタープログラム(EAP) にてご提供しております。
詳細については、カスタマーサクセスマネジャーまでお問い合わせください。
要件
HubSpot V2 連携を利用するには、HubSpot Sales Free、Starter、Professional、または Enterprise プランの HubSpot ライセンスが必要です。
ユーザーには以下の権限が必要です:
CRM / CRMオブジェクト/連絡先(閲覧・編集)
CRM / CRMオブジェクト / 会社(閲覧・編集)
CRM / CRMオブジェクト / 取引(閲覧・編集)
CRM / CRMオブジェクト / チケット(閲覧・編集)
CRM / CRMオブジェクト/タスク(閲覧・編集)
アカウント / 設定へのアクセス / プロパティ設定の編集
アカウント / 設定へのアクセス / アプリのマーケットプレイスへのアクセス
Dialpad for HubSpot V2 を有効にする
アーリーアダプタープログラムに登録されたら、Dialpad for HubSpot V2 を有効にします。
Dialpad for HubSpot V2 の接続を有効にするには、 Dialpad カンパニー管理者であり、かつ HubSpot のスーパー管理者 (またはアプリマーケットプレイスへのアクセス権を持つユーザー) である必要があります。
HubSpotを有効にするには、Dialpad 管理者画面を開きます。
[カンパニー]を選択します。
[インテグレーション]に移動します。
HubSpot V2 の横にある [オプション] を選択します。
[設定の管理] を選択します。
[インテグレーションを有効にする] にチェックを入れ、[変更を保存] を選択します。
[インテグレーション] ページに戻ります。
HubSpot V2 の横にある [オプション] を選択します。
[接続] を選択します。
接続する HubSpot アカウントを選択します。
表示される指示に従って、必要な権限を付与します。
[インテグレーション] ページに戻り、必要に応じてカスタマイズします。
カスタマイズ オプションについては、「詳細設定」セクションをご覧ください。
Note
コンタクトセンター、グループ、またはユーザーが HubSpot 設定をカスタマイズできないように設定したい場合は、[すべてのユーザー、グループ、およびコンタクトセンターの設定をロックする] にチェックを入れてください。
HubSpot V2 をカンパニーレベルで有効にした後、コンタクトセンターで有効にします。HubSpot V2 は、コンタクトセンターごとに有効にする必要があります。
Dialpad の [管理設定] に移動します。
コンタクトセンターを開きます。
コンタクトセンターを選択します。
[インテグレーション] を選択します。
HubSpot V2 の横にある [オプション] を選択します。
[接続] を選択します。
HubSpot にログインします。
接続する HubSpot アカウントを選択します。
表示される指示に従って、必要な権限を付与します。
[インテグレーション] ページに戻り、必要に応じてカスタマイズします。
カスタマイズ オプションについては、「詳細設定」セクションをご覧ください。
Note
デフォルトでは、オフィスおよび共有番号は、カンパニーで設定された HubSpot V2 の設定を継承します。
管理者は、各コンタクトセンター、オフィス、およびグループごとに、番号の連携設定で「このオフィス用にカスタマイズ」を選択することで設定を個別にカスタマイズできます。
HubSpot アカウントを接続する
HubSpot V2 がカンパニーで有効になると、各ユーザーは自分の HubSpot アカウントを接続する必要があります。
Dialpad アプリから:
会話画面を開き、HubSpot V2 に移動します。
[HubSpot V2 を接続]を選択します。
HubSpot にログインし、必要な権限を付与します。
Note
HubSpot V2 と HubSpot V1 の両方が有効になっている場合、複数のアクティビティが HubSpot に記録されます。
V2 をテストするには、V1 を無効にして V2 を有効にした一時的なオフィスまたはコンタクトセンターを作成してください。
それが不可能な場合は、ユーザーに HubSpot V2 ウィジェットで「HubSpot に接続」しないように伝える必要があります。
連絡先のマッチング
接続が完了すると、直近の HubSpot 連絡先が取得され、Dialpad アプリの右サイドバーに表示されます。
Note
Dialpad は現在、Dialpad の連絡先を HubSpot の連絡先と同期または更新していません。
Dialpad 上で連絡先を選択すると、その連絡先の HubSpot 情報がサイドバーに表示されます。
連絡先を再マッチングする
連絡先を変更(再マッチング)するには:
HubSpot V2 ウィジェット内の連絡先詳細にカーソルを合わせます。
[再マッチング] を選択します。
検索バーに別の連絡先の名前または番号を入力します。
マッチングする連絡先の名前を選択します。
複数の連絡先が一致する場合
複数の連絡先が見つかった場合は、HubSpot V2 ウィジェットに候補が一覧表示されます。
正しい HubSpot 連絡先に Dialpad 連絡先をマッチングさせるには、該当する名前を選択します。
連絡先が一致しない場合
Dialpad の連絡先または電話番号が HubSpot の連絡先にまだ割り当てられていない場合は、検索バーを使って既存の HubSpot 連絡先を探します。
HubSpot 連絡先を作成する
Dialpad の連絡先や番号が既存の HubSpot 連絡先に一致しない場合は、Dialpad アプリから新しい HubSpot 連絡先を作成します。
新しい HubSpot 連絡先を作成するには:
会話画面から HubSpot V2 ウィジェットを開きます。
連絡先の名前を選択するか、右サイドバーを開きます。
[新しいレコードを作成] を選択します。
連絡先の詳細を入力し、[作成] を選択します。
Tip
HubSpot の連絡先はいつでも作成できます。会話画面から、または通話中に作成することが可能です。
コールの記録
HubSpotの連絡先がDialpadの通話にマッチングしている場合、その通話の詳細は自動的に HubSpot に記録されます。通話中にメモを記録することで、通話を手動でログに残すこともできます。
HubSpot 上では、通話の方向 (着信または発信)、Dialpad の通話サマリーへのリンク、通話録音の URL が表示されます。
通話がコンタクトセンターでのものだった場合は、通話タイプの詳細も表示されます。
Tip
プラグインを使用しなくても、Hubspot 上で発着信をすることができます。
サービスチケットの自動化
自動チケット作成により、手動での作業を省き、通話や SMS(日本未提供)のアクティビティに基づいて自動的にチケットが作成されます。
チケット作成の設定に基づいて、HubSpot 上に新しいチケットを作成することができ、不在着信などに対して [新規] や [対応待ち] などのステータスが自動的に付与されます。
連絡先に対するアクティビティは以下のように表示されます:
このビューに基づいて、サービスチケットモジュールのボードビューを作成することもできます。
これらのチケットはデフォルトでサービスパイプラインに記録されます。
詳細設定
詳細設定を使用して、オフィスまたはカンパニーの HubSpot 利用体験をカスタマイズできます。
コンタクトセンター、オフィス、またはカンパニーの [インテグレーション] を開きます。
HubSpot V2 の横にある [オプション] を選択します。
[設定の管理] を選択します。
ここでは、通話の記録設定やチケット作成設定などをカスタマイズできます。
コール記録の設定
[コールを記録] セクションでは、通話をどのように、いつ HubSpot に記録するかを設定します。
以下が選択可能なオプションです:
通話を活動として記録 | 有効にすると、通話ごとに HubSpot のアクティビティが自動で作成されます。 |
不在着信を活動として記録 | 有効にすると、ボイスメールの有無にかかわらず、不在着信の活動がHubSpotに作成されます。 |
HubSpot に通話録音を投稿する | 有効にすると、通話録音へのリンクが HubSpot のアクティビティに送信されます。 |
HubSpot に Ai の文字起こし URL を投稿する | 有効にすると、通話の Ai 文字起こしへのリンクが HubSpot のアクティビティに送信されます。 |
HubSpot に Ai 生成データを投稿する | 有効にすると、Ai による通話サマリーや文字起こしなどがHubSpot のアクティビティに送信されます。 |
設定したい項目の横にあるチェックボックスをオンにし、[変更を保存] を選択します。
チケット作成の設定
通話が発生するたびに、どのタイミングで新しいチケットを自動作成するかを設定します。
各シナリオに対して、作成されるチケットの種類を選択します。
タスクを作成する
HubSpot の連絡先が電話番号に割り当てられた後は、HubSpot V2 ウィジェットを使用して、HubSpot に記録され、Dialpad に表示されるタスクを作成できます。
タスクを作成する手順:
HubSpot V2 ウィジェットを開きます。
連絡先の名前を選択するか、右サイドバーを開くことでウィジェットにアクセスできます。
[タスクを作成] を選択します。
タスクの詳細を入力します。
優先度とタスクの種類を必ず設定してください。
[作成] を選択します。
作成されると、タスクが HubSpot に表示されます。
メモを作成する
HubSpot の連絡先が電話番号に割り当てられた後は、HubSpot V2 ウィジェットを使用して、HubSpot に記録され、Dialpad に表示されるメモを作成できます。
メモを作成する手順:
HubSpot V2 ウィジェットを開きます。
連絡先の名前を選択するか、右サイドバーを開くことでウィジェットにアクセスできます。
[メモを記録] を選択します。
メモの詳細を入力します。
連絡先に割り当てられた取引がある場合は、そのうちの1つをメモにリンクするオプションも表示されます。
[記録] を選択します。
記録されたメモは、マッチングされた HubSpot 連絡先の [アクティビティ] セクションに表示されます。
Dialpad Ai データを HubSpot に記録する
「HubSpot に Ai 生成データを投稿する」設定が有効になっている場合、Dialpad はすべての通話アクティビティに対して AI データを HubSpot に送信します。
以下は、HubSpot V2 に記録・対応している Dialpad Ai 機能です。
フィールドラベル | フィールドタイプ | 説明 |
---|---|---|
Ai 要約 | リッチテキスト | 通話のAi 要約(255文字制限) |
Ai Action Items(日本未提供) | リッチテキスト | 通話中に検出されたアクション項目 |
Ai Outcome (日本未提供) | テキスト | 通話の結果 (Ai 要約と共に生成) |
Ai Call Purpose(日本未提供) | テキスト | 通話の目的、Ai 要約オブジェクト内でアクセス可能 |
Ai Playbook Adherence(日本未提供) | パーセンテージ | Ai Playbook への遵守度を示す数値 |
Ai CSAT(日本未提供) | 数値 | Ai が生成した顧客満足度スコア |
共有データ
Dialpad と HubSpot 間で共有されるさまざまなデータをご紹介します。
連絡先データ
HubSpot の連絡先データは、HubSpot V2 ウィジェットに表示されます。
デフォルトでは、Dialpad は HubSpot 連絡先の参照情報を保存し、閲覧専用モードで表示します。ただし、Dialpad から HubSpot に連絡先を追加することもできます。
Note
HubSpot 側から Dialpad の連絡先を変更することはできません。
Dialpad は HubSpot 上に自動的に連絡先を作成しません。連絡先が HubSpot に保存されていない相手から着信があった場合に、連絡先作成のオプションが表示されます。
HubSpot フィールド名 | 方向 | Dialpad フィールド名 | モード | 備考 |
---|---|---|---|---|
名前 | ← | 名前 | 書き込み | Dialpad から HubSpot に新しい連絡先を作成する際、Dialpad の名前が HubSpotの名前に設定されます。 |
名前 | → | 名前 | 読み取り専用 | Dialpad のサイドバーに表示される情報に使用されます。 |
メールアドレス | ← | メールアドレス | 書き込み | Dialpad から連絡先を作成する際、メールアドレスの入力は任意です。 |
メールアドレス | → | メールアドレス | 読み取り専用 | Dialpad のサイドバーに表示される情報に使用されます。 |
電話番号 | ← | 電話番号 | 書き込み | Dialpad から HubSpot に新しい連絡先を作成する際、Dialpad の電話番号が HubSpot の電話番号として使用されます。 |
電話番号 | → | 電話番号 | 読み取り専用 | Dialpad のサイドバーに表示される情報に使用されます。 |
通話アクティビティ
コールアクティビティは HubSpot V2 ウィジェットにリストされます。
次の通話アクティビティの詳細は、通話を記録するたびに Dialpad から HubSpot に作成されます。
HubSpot フィールド名 | 方向 | Dialpad フィールド名 | モード | 備考 |
---|---|---|---|---|
Record ID | ← | Call ID | 書き込み | |
Call Direction | ← | 書き込み | 通話の方向 | |
Call Duration | ← | 書き込み | 通話の長さ | |
Call Notes | ← | Notes | 書き込み | ユーザーがサイドバーに入力したメモ |
Call Title | ← | Subject | 書き込み | |
Recording URL | ← | 書き込み | 録音がオンの場合に Dialpad に生成されたレコーディングへのリンク | |
From Number | ← | 書き込み | 発信者の電話番号 | |
From Number Name | ← | 書き込み | 発信者の名前 | |
To Number | ← | 書き込み | 着信先の電話番号 | |
To Number Name | ← | 書き込み | 着信先の名前 | |
Outcome | → | HubSpot Outcome | 読み取り専用 | HubSpot で設定された標準またはカスタム結果を読み込み、サイドバーに表示 |
Outcome | ← | HubSpot Outcome | 書き込み | ユーザーが通話ログ時に設定した通話の結果 |
タスク
タスクは Dialpad から作成できますが、既存の HubSpot タスクは Dialpad 内の HubSpot V2 ウィジェットには表示されません。
HubSpotフィールド名 | 方向 | Dialpad フィールド名 | モード | 備考 |
---|---|---|---|---|
Title | ← | Subject | 書き込み | |
Due On (Date) | ← | Due On (Date) | 書き込み | |
Due on (Time) | ← | Due on (Time) | 書き込み | |
Type | ← | Type | 書き込み | |
Priority | ← | Priority | 書き込み | |
Deal | ← | Deal | 書き込み | このタスクに関連付ける取引を指定できます |
Note | ← | Description | 書き込み |
メモ
メモは Dialpad から作成できますが、既存の HubSpot メモは Dialpad 内の HubSpot V2 ウィジェットには表示されません。
HubSpotフィールド名 | 方向 | Dialpad フィールド名 | モード | 備考 |
---|---|---|---|---|
取引(Deal) | ← | 取引 | 書き込み | このメモに関連付ける取引を指定できます |
メモ(Note) | ← | メモ | 書き込み |
チケット
サービスチケットは、設定した構成に基づいて自動的に作成されます。
HubSpotフィールド名 | 方向 | Dialpad フィールド名 | モード | 備考 |
---|---|---|---|---|
チケットタイトル(Ticket title) | ← | 書き込み | 番号に基づいて生成されたタイトル | |
チケット内容(Ticket Description) | ← | 書き込み | 通話の詳細に基づいて自動生成された説明文 | |
チケット所有者(Ticket Owner) | ← | 書き込み | 通話の受信者 | |
ステータス(Status) | ← | ステータス | 書き込み | Dialpad 側で設定された項目に基づき、ステータスが自動で設定されます |