QoS ダッシュボード
  • 28 Feb 2024
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QoS ダッシュボード

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Article Summary

Dialpad QoS (Quality of Service) ダッシュボードを使用して、実際の通話品質をプロアクティブにモニタリングし、またトラブルシューティングにもお役立ていただけます。

ダッシュボードは、通話データ、Dialpad ユーザーによる通話品質評価を視覚化 します。Dialpad ユーザーが、各通話終了時にMOS (音声品質評価法, Mean Opinion Score) に相関する1-5 の星スコアで通話を評価すること、通話品質に影響を及ぼすネットワークのパフォーマンスの検知に役立ちます。

以下、機能詳細をご参照ください。

利用できるプラン
この機能は、Dialpad Talk,  Ai Sales, および Ai Contact Center の Pro、Enterprise プランでご利用いただけます。
  • カンパニー管理者:すべてのオフィス、グループ、ユーザーデータにアクセスできる
  • オフィス管理者:自身が所属するオフィス、オフィスのグループ、ユーザーデータにアクセスできる

MOSとは?

MOS スコアとして知られる音声品質評価は、全体的な音声通話品質を測定するために使用される一般的な指標です。 現在ではほぼすべての電話システムで採択され、国際電気通信連合 (ITU-T) で採用された標準化メトリックスになっています。

  • MOS: VoIPコールにおいて知覚される音声品質の評価を数値で集計し、通話における音声品質の照準

スコアは 1.0 から 5.0 の間の数値で表され、5が最も高い音質を意味します。一般に、4以上が VoIP 通話の適正値とされます。

Call Quality

MOS

Description

Best

4.34 以上

優れた音質、VoIPでは稀

High

4.03-4.34

優れた音質、最も一般的

Medium

3.6-4.03

良好な音質、品質低下はほぼ知覚なし

Low

3.1-3.6

ロボット、デジタル音質

Poor

3.1 以下

破損、機械音など

この規格は、VoIP コールが使用するコーデックなどの複数の項目に基づいて VoIP 品質を MOS スコアとして集計する方法を定義しています。

Dialpad は、音声通話に OPUS コーデックを使用しており、業界標準のコーデック (G.711、G.722、G.729 など) に比べて、非常に高い品質をご提供できるよう努めています。 

通話の評価

ユーザーが通話を終了すると、1 ~ 5 の星スコアで評価ができます。

Dialpad Tip:
エージェントに機能背景と、通話後にスコアするようご周知ください。

2つ星以下のスコアは、Dialpad サポート チームへ調査を依頼するウィンドウが開きます。

QoSダッシュボードへのアクセス

手順:Dialpad.com > 管理者設定より

  1. オフィスを選択
  2. [QoS ダッシュボード] を開く

画面上部にて、評価平均点と評価通話数が表示されます。

フィルター

フィルター設定で、求めるデータに絞り込みます。

フィルターオプション:

  • 期間
  • ユーザー
  • グループ
  • コンタクトセンター

手順:

  1. 設定するフィルターをクリック
  2. サイドバーのポップアップで求める値を設定
  3. [変更を保存] をクリック

Calls MOS チャート

設定した日付範囲、他のフィルターの対象となる通話の MOS の遷移を表示します。 このチャートは Dialpad ユーザーによる評価ではなく、Dialpad による通話の評価です。

 

QoS_MOS_Chart.png

グラフには、2 つのスコア集計が表示されます。

  • サーバー:Dialpad エンドポイント (デスクトップ アプリ、Web アプリ、モバイルアプリ、デスクフォンなど ) からサーバーが 受信した通話品質
  • クライアントDialpad エンドポイント (デスクトップ アプリ、Web アプリ、モバイルアプリ、デスクフォンなど ) の通話品質

上記2つのスコアは、Dialpad ユーザーに対する品質の推移を識別し、通話品質に問題があれば、その原因の特定に利用することができます。

一般に、サーバー側の MOS が低下する場合、Dialpad 側の通話インフラに問題があることを示します。これに対し、クライアント側の MOS 低下は、Dialpadユーザーのネットワーク利用環境に原因があることを示すことになります。


原因の特定

ユーザーが評価した通話は、パフォーマンス低下が認められる場合に、ネットワーク、ユーザー、あるいは利用するPCなど原因の特定に役立ちます。

多くの場合、品質低下は、接続するネットワーク速度の遅延(有線、Wifi)、パケットロス、ジッターが原因です。 もう一つの大きな原因は、利用するPCのプロセッサとRAMの使用率、または Dialpadと他のアプリケーションの同時動作によるシステムリソースの不足が考えられます。

次のステップ:

  1. 音声品質の概要 で、音質に関する詳細を参照
  2.  ネットワークテスト で影響を検知
  3. ネットワークベストプラクティス で要件、最適化を確認

Enterprise プランでは、 ES サポートポータルより、通話音質ほか詳細データを取得いただき、トラブルシューティングにお役立ていただけます。

 


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