Salesforce カスタムオブジェクトは、その組織や業界に固有な情報を格納するために作成されます。Dialpad の通話は、標準オブジェクトのレコードに加えてカスタムオブジェクトのレコードに対してログします。
以下ではこの連携の設定方法を説明します。
Dialpad で連携を有効にする
[管理者設定] > [オフィス] > [インテグレーション] から Salesforce の [オプション] をクリックして連携を有効にします。
オフィスが複数ある場合は、[管理者設定] > [カンパニー] > [インテグレーション] から Salesforce の [オプション] をクリックしてカンパニー全体で連携を有効にしておきます。
Salesforce > [オプション] > [設定] > [オブジェクト] タブをクリックします。
それぞれのカスタムオブジェクトタイプの、[ユーザにこのSalesforceオブジェクトへの通話ログを許可] のトグルをオンにすると、フィールドマッピングが展開します。カスタムオブジェクトに対して名前、メール、電話を特定するフィールドを指定します。
Dialpad はこれらのフィールドを基に Salesforce インスタンスから一致するものを検索します。
ラベル:オブジェクトタイプに関連付けるレコードを識別するためのラベルをつけることができます。ラベルのフィールドには、ユーザが通話をログするレコードを選択するときの情報が入ります。
オブジェクト:ユーザが通話ログを関連づけるオブジェクトを選択します。例えば、通話を case (ケース) や opportunity (商談) に紐付けたい場合は、ここで選択しておきます。オブジェクトは標準オブジェクトとカスタムオブジェクトの両方をサポートしています。
カスタムオブジェクトレコードに対してログする
通話後に複数の Dialpad コンタクトと一致する場合は、カスタムオブジェクトにログする Dialpad コンタクトを選択して接続します。
Dialpad 管理者が設定したオブジェクトの [名前]、[メール]、[電話] フィールドの情報を使って Salesforce から一致するレコードをフェッチします。
Dialpad デスクトップアプリのサイドバー (画像左) または Dialpad Everywhere (画像右) から、その通話にメモを残したり、標準オブジェクト(case/ケース と opportunity/商談)またはカスタムオブジェクトタイプと関連付けするものにチェックを入れます。
Relate to ドロップダウンメニューには親オブジェクト(上の例だと ABC Universal Corporation) に紐づくオブジェクトレコードが表示され、通話に紐づけるオブジェクトレコードを選択できます。
よくある質問 (FAQs)
dialpad.com にカスタムオブジェクトが表示されません。サポートしている package version は?
カスタムオブジェクトは Dialpad package version 1.605 以上でサポートしています。Dialpad package を更新していない場合は更新してください。
セールスマネジャ / メンバー:通話がオブジェクトに正くログされたか確認するには?
Salesforce で関連するオブジェクトレコードを一つ一つ開きます。最近作成されたアクティビティを探して、コメントフィールドにメモが保存されていることを確認します。
セールスマネジャ / メンバー:Dialpad CTI for Salesforce を使ってカスタムオブジェクトに通話をログできません
現時点で Salesforce Lightning CTI は、スタンドアロン カスタムオブジェクトレコードへの通話ログのみサポートしています。Salesforce Lightning CTI では、カスタムオブジェクトタイプに属する複数の関連オブジェクトレコードへのログには対応していません。
セールスマネジャ / メンバー: 通話以外に何がカスタムオブジェクトや関連するオブジェクトにログされますか?
通話のメモと、ボイスメール、メッセージ、通話録音のリンク (有効にしている場合) が新しく作成された Salesforce アクティビティにログします。
Dialpad インテグレーション設定にカスタムオブジェクトが表示されません。
Salesforce でカスタムオブジェクトを定義する際に「活動を許可」にチェックを入れていることを確認してください。アクティビティの生成を許可されているオブジェクトのみが、通話のログに使用されます。
Salesforce > [設定] > [オブジェクトマネージャ] > 該当のオブジェクトを選択 > [詳細] の画面で右上の [編集] をクリック。[活動を許可] にチェックを入れて保存します。
標準オブジェクトの [名前]、[メール]、[電話] のマッピングを変更できますか?
Account, Contact, Lead , Oppotunity に関しては変更不可となりグレーアウトされています。変更可能な標準オブジェクトは Case のみです。