申請却下コードと解決ガイド

一般的な却下原因とそれらを解決するための提案をご案内します。

申請却下となる原因と解決方法

却下コード

説明

解決方法

PIN/Passcode Required or Invalid(PIN/パスコードの記入漏れ・無効なPIN/パスコード)

すべての無線通信キャリアおよび一部の他キャリアでは、ポーティング申請の認証と承認にPIN/パスコードが必要です。

この情報は契約者本人のみが取得可能です。請求書やカスタマーサービスレコードに記載されている場合がありますが、記載がない場合は、現在のキャリアに確認が必要です。

Invalid Authorization Name
(ポーティング権利者と電話番号契約者の不一致)

LOA に署名した人、またはポーテイング申請に記載された認証名が、移行元事業者の記録と一致しません。

この情報は契約者本人のみが取得可能です。移行元事業者に連絡し、記録上の認証者を確認する必要があります。

Pending Order
(未完了の注文あり)

LOA に記載されたカンパニー名が、移行元事業者の請求情報と一致していません。LOA に正しいカンパニー名を記載する必要がります。

不明な場合は、移行元事業者に確認します。完了していない注文がシステムエラーで残っている可能性があります。保留注文が完了すると、ポーテキング申請を再提出できます。

Invalid Account Number
(無効なアカウント番号)

申請書に記載されたアカウント番号が移行元自業者の記録と一致しません。

請求書やカスタマーサービスレコードなどでアカウント番号を確認し、正しい番号を取得します。

Address Mismatch
(住所の不一致)

注文に記載された住所が、移行元事業者の記録と一致しません。請求住所ではなく、サービス住所が必要な場合が多いです。

Dialpad ポーティングチームがカスタマーサービスレコードを取得して解決を試みます。取得できない場合は、移行元キャリアからカスタマサービスレポートなどを取得し、正しいサービス住所をご確認ください。

TN not found on Account
(申請対象の電話番号がアカウント上に記載されていない)

ポーティング申請の番号の一部またはすべてが、同じアカウントに属していません。

カスタマサービスレコードなどを取得し、すべての番号が同じアカウントにあるかを現在のキャリアに確認する必要があります。

TN Disconnected
(無効な電話番号)

電話番号またはアカウントが、切断済みまたは非アクティブと見なされています。これは、番号が非アクティブで切断メッセージに接続される状態、または現在のキャリア側で番号が非アクティブのステータスであることを意味します。

電話番号が着信可能な状態であっても、現在のキャリアのアカウント上では切断/非アクティブとして登録されている場合があります。

番号をポーティングするには、アカウントおよび電話番号がアクティブである必要があります。移行元事業者に連絡し、サービスを再開した上、ポーテイング申請を再提出します。

TN Not Portable
(電話番号がポーティング不可)

電話番号が、現在のキャリアで [ポーティング不可] ステータスです。現在キャリア側のシステム上の問題が原因である場合が多いです。

問題を解決するために現在のキャリアに連絡する必要があります。

Name Mismatch
(会社名の不一致)

ポーティング申請に記載されたカンパニー名が、現在のキャリアに登録されている情報と一致していません。

ポーティングチームは、却下を解決するためにカスタマーサービスレコードを取得しようと試みます。お客様は、現在のキャリアからカスタマーサービスレコードの写しを取得します、あるいはポーティング対象の番号情報に登録されている正しいカンパニー名を確認する必要があります。

Carrier/LSP Freeze
(キャリアまたはLSP によるアカウント凍結)

現在のキャリアにアカウントが凍結され、電話番号のポーティングなどのアカウント変更ができない状態です。

現在のキャリアにアカウントの凍結解除を要請する必要があります。また、ポーティング申請の再提出時のトラブル防止のため、確認番号を取得することを推奨します。

BTN Mismatch
(アカウントの主電話番号(BTN)の不一致)

ポーティング申請の請求先電話番号が、現在のキャリアに登録されている情報と一致していません。

この番号は、請求書上のアカウント番号や代表番号として記録されている場合もありますが、必ずしもそうとは限りません。

正しい請求先電話番号がないと、ポーティングチームは通常、カスタマーサービスレコードを取得することができません。お客様が現在のキャリアからカスタマーサービスレコードを取得する、あるいはポーティング対象の番号に紐づく正しい請求先電話番号を確認する必要があります。

Partial Port/Address Remaining Services
(部分ポーティングに伴う残留サービスの存在)

移行元事業者のアカウントに、ポーティング申請に含まれていないサービスが残っていることを示します。この場合、移行元事業者は、ポーティング完了後にそれらのサービスをどうするかについての指示を求めています。これらのサービスは、追加の電話番号、データサービス、PRI 回線などが含まれる可能性があります。

残されるサービスの今後の対応を確認する必要があります。ポーチングチームは残存サービスの内容を把握するよう試みますが、できない場合はお客様が移行元事業者に確認する必要があります。キャリアによっては、番号のポーティング完了時に、すべてのサービスをポーティングする、または残ったサービスを解約するかのいずれを求める場合があります。サービスの対応方法を現在のキャリアと確認する必要があります。

All Data Mismatch
(すべての情報が不一致)

カンパニー名、サービス住所、承認署名のすべてが現在キャリアの登録情報と一致していません。

この却下原因は、トールフリー番号のポーティング時に発生する場合が多いです。

ポーティングチームは、未承認ポーティング申請の却下を解決できないため、お客様が移行元事業者にアカウントの承認管理者などの正しい情報を確認する必要があります。カスタマーサービスレコードを取得することで、正しいカンパニー名と住所を確認できます。

トールフリー番号のポーティングの場合、発行から30日以内で、対象のトールフリー番号が記載されている明細付きの請求書の提出も有効な場合があります。