Dialpad で Salesforce を設定することで、通話ログ、活動、およびレコード管理をカンパニー全体のプリセットにより一元化できます。これにより、手動作業の削減、データ精度の向上、Dialpad と Salesforce 間で顧客情報がシームレスに連携された状態で、統一された効率的なワークフローが実現します。
以下、詳細をご参照ください。
対象ユーザー
カンパニー管理者およびオフィス管理者は、連絡先照合と通話ログ設定を管理できます。
Dialpad 設定画面で Salesforce 連携を有効化
Dialpad 管理者画面で、オフィスに対して Salesforce インテグレーションを有効にします。
Dialpad 管理者画面を開きます。
[オフィス] > [インテグレーション] を開きます。
Salesforce の [オプション] > [設定の管理] を選択します。

Note
オフィスが複数ある場合は、[管理者設定] > [カンパニー] > [インテグレーション] から Salesforce の [オプション] をクリックしてカンパニー全体で連携を有効にします。
[この機能を有効にする] をチェックして、右上の [変更を保存] をクリックします。

Tip
[すべてのオフィス設定をロックする] を選択すると、各オフィスがカンパニーレベルの設定に従うように統一できます。
アクティビティのログとリンク
Saleforce へのアクティビティのログとリンクを有効にすることで、Dialpad は通話を適切なリード、連絡先、またはアカウントに自動的に紐付いてログできます。
連絡先の自動マッチング
Salesforce で複数レコードが検出される場合に備え、管理者は優先順を設定しておくことができます。上位に設定された Salesforce オブジェクトタイプを優先してレコードを自動識別し、通話ログを記録します。

連絡先の手動マッチング
[Dialpad コンタクトと手動でマッチング] オプションをオンにすると、ユーザーはどのエンティティ (取引先責任者、リード、取引先、またはケース) に対して通話をログするかを必ず確認するよう求められます。
複数の一致が検知された場合、候補リストから正しいコンタクトを選択します。

個人取引先の解消
[個人取引先の解消] オプションを有効にすると、Dialpad は、Salesforce 側で重複する個人取引先に紐付いたレコードを自動識別から除外します。

通話を活動に記録
[通話を活動記録]オプションでは、Salesfore データに完全一致しない場合にも、自動で通話を記録するか否かを設定できます。
[Salesforceで完全一致した場合にのみ通話を記録する]オプションをオンにすると、取引先責任者が識別された場合のみ通話を記録します。

Dialpad 通話をログする際に、Salesforce タスクの作成に関して、より柔軟で詳細なコントロールが可能になりました。以下のオプションがあります:
Salesforce ToDo:Salesforce タスクのみに通話を記録します。ただし、Salesforce タスクには長文テキスト形式がないため、Dialpad AI によるアクションアイテムと通話サマリーを自動入力することはできません。
Dialpad 通話オブジェクト:Salesforce タスクの作成を無効にし、[Dialpad 通話ログ] のカスタムオブジェクトのみに通話を記録します。Dialpad AI によって生成されたデータを含みます。
Dialpad 通話オブジェクトと Salesforce の ToDo:Salesforce タスクと [Dialpad Call Log] オブジェクトの両方に通話を記録します。
コンタクトの自動更新
[Dialpadコンタクトを常にSalesforceオブジェクトの名前に更新] を有効にすると、通話に紐付くSalesforce オブジェクト名に合わせて、Dialpad の連絡先名が常に更新されます。この設定は、他の自動マッチング設定よりも優先され、無効にするにはチェックを外す必要があります。

社名の同期
[Dialpadコンタクトの社名をSalesforce取引先の名前に更新] を有効にすると、Dialpad の連絡先情報が Salesforce と同期されます。Salesforce に取引先名がある場合、その名前がDialpad 連絡先の社名として自動的に更新されます。リードの場合は、Salesforce の社名フィールドの値が使用されます。

新規レコードの作成
[エージェントに新規レコードの作成を許可] を有効にすると、エージェントは Dialpad から Salesforce に新規レコードを作成できます。これにより、通話中に新しいコンタクト、リード、または取引先をログでき、Salesforce のデータを常に最新の状態に保つことができます。
Salesforce CTI 設定
Salesforce CTI 設定では、Dialpad と Salesforce Lightning の連携方法を管理でき、チームの作業時間を短縮できます。
電話番号クリック時のアクション
[電話番号がクリックされた場合] を有効にすると、Salesforce Lightning で電話番号をクリックした際の動作を管理できます。

以下のオプションから選択できます:
Display option to call or message: 通話するかメッセージを送るか、選択するプロンプトが表示されます。
Make a call: 選択した電話番号に対して、自動的に通話を開始します。
Send a message: 選択した宛先の新しいメッセージ画面が自動的に開きます。
ToDo へ移動
[通話が記録された後にSalesforceをToDoへ] を有効にすると、通話がログされた後、自動的に新しく作成されたタスク画面へ移動されます。これにより、ログの確認、編集、詳細追加を行い、記録の正確性が維持されます。

着信のポップアップ通知
[着信時にポップアップ通知を受け取る] を有効にすると、着信があった際に Salesforce 上にポップアップ通知が表示されます。これにより、着信を見逃すことなく、通知からすぐに応答などのアクションを行えます。

通話ログの記録先を設定
[通話を記録:] の設定を使用すると、Salesforce で通話ログの対象オブジェクトを管理できます。ドロップダウンメニューからケース、商談、または任意のカスタムオブジェクトなど、単一のオブジェクトタイプを選択できます。

関連レコードの自動選択
[Select the following related records when opened in background] を有効にすると、通話がログされた際に、エージェントはバックグラウンドで自動的に開くSalesforce の関連レコード(ケース、商談、カスタムオブジェクト)を選択できるようになります。これにより、作業の流れを中断することなく、必要な情報に素早くアクセスできます。

レコードの自動選択
[レコードが1つだけ見つかった場合はそのレコードを自動選択する] を有効にすると、一致するレコードが1つだけの場合、Salesforce が自動的にそのレコードを選択します。複数のレコードが一致した場合、最近使用されたレコードが選択されます。

カスタムと標準オブジェクト
カスタムと標準オブジェクトでは、オブジェクトをマッピングおよびリンクすることで、ユーザーが通話をログし、アクティビティを正しいレコードに関連付けることができます。ここには、標準オブジェクト(リード、取引先担当者、取引先、商談)だけでなく、カンパニー固有の業務要件に合わせて作成されたカスタムオブジェクトも含みます。

Salesforce オムニチャネル
Salesforce オムニチャネルのステータスを Dialpad のステータスとマッピングすることで、エージェントのステータスがプラットフォーム間で同期されます。オムニチャネルは、エージェントの対応可能ステータスと処理能力に基づいてケースやリードなどの作業を割り当てる機能です。

Note
この設定ではキューに基づいたルーティングが構成されます。スキルベースルーティングを使用する場合は、手動で設定する必要があります。
パワーダイアラ
Dialpad の Salesforce パワーダイアラでは、セールスマネージャーが架電リストを作成し、ユーザーに割り当てるすることができます。割り当てられたユーザーは、リストの顧客へ自動的に架電を実行でき、顧客情報を手動で開き発信する手順を省略して通話の効率化を実現します。

