ネットワークテスト開始前の確認
  • 27 Mar 2024
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ネットワークテスト開始前の確認

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Article Summary

ネットワークテストは以下のブラウザでご利用いただけます。

サポートブラウザ

ネットワークテストは、以下のブラウザを使用します

  • icon_chrome_16x16.png Chrome
  • icon_edge_16x16.png Microsoft Edge (Chromium only, not classic Edge)
  • icon_firefox_16x16.png Firefox
  • icon_safari_16x16.png Safari

テストは、ChromeOS (Chromebook) やモバイルブラウザは使用できません。現行モバイル端末へのテストアプリのご提供はありません。モバイル端末へのテスト対応としては、モバイル端末でHDコールを有効にして、コンピュータからWiFiネットワーク接続してテストを実行ください。今後、Chromebookやモバイル端末へのテスト方法を開発していく予定でおります。

この記事で使われる用語:

ネットワーク評価テスト後の結果ページで使われる用語をご説明します。他の用語については、ネットワーク用語集 ヘルプセンター記事をご参照ください。

帯域 (Bandwidth):一定の時間(秒)にネットワーク上で通信されるデータ量をメガビット/秒 (Mbps) で表示。ご利用のインターネットプロバイダは最大利用帯域を提供し、ツールでは有効帯域幅を測定します。

有効帯域幅 (Effective bandwidth): 一定の時間にネットワーク上で通信される実際のデータ量を測定します。

道路の車を例とすると、掲載された最大速度と別に、交通量や天候、道路の質に影響を受けた実際の移動速度があります。ネットワークでは [有効帯域幅] で実際に通信が流れている速度を測定します。インターネットプロバイダー (ISP) は速度制限、最大帯域幅を出しますが、、本ツールではテストセッション中の有効帯域幅を測定します。

遅延 (Latency):接続した1つ以上のネットワークを介して、2拠点間でデータが移動する通信時間を測定します。

速度 (Speed):帯域幅と遅延の影響により測定される主観的評価。利用可能な帯域幅が非常に高い環境でも、データ通信に長い遅延 (Latency) が発生する高速ネットワークでは、接続の速度は遅いと感じる場合があります。

エンドポイント (Endpoint):通信ルートの開始/終点にある端末。2つのコンピューター端末、コンピューターとオンライン会議サーバー (1つ以上のネットワーク上でお互いに会話)など。本テストツールでは、ネットワークテストを実行する端末が1エンドポイント、テストサーバーが他方のエンドポイントとなります。

キャパシティ (Capacity):2エンドポイント間でのネットワークパフォーマンスの評価。キャパシティは、帯域、遅延、また時間の経過に伴うネットワーク動作の変化に影響を受けます。

ルート (Route):1つのエンドポイントから、各ネットワークデバイスを通過して目的のエンドポイントへ達するまでのパス。

ファイアーウォール (Firewall):ネットワークのセキュリティと信頼性を高めるため、外部からのネットワークアクセスを制限するハードウェアまたはソフトウェアツール。 セキュリティをさらに強化するために、ネットワーク上の一部のデバイスに独自のファイアウォールを設定することも可能。

ポート (Port):ファイアーウォールの観点より、ポートはネットワーク間の通信を許可、あるいはブロックを設定する仮想接続ポイントを指す。ファイアウォールルールで許可、制限、ブロックするポートを要件に合わせて設定する。

ジッター (Jitter):音声パケットがインターネット上を流れる際、そのルートなどの違いで生じる揺らぎによって起こる乱れ。一般的にジッターが 5ミリ秒以下は良好。接続速度のわずかな変化は正常だが、遅延が 5ミリ秒を超えると、通話中に音声が途切れる原因となる。

音声品質評価法 (MOS):音声品質評価法 (MOS) は、ネットワークテスト中に受信側で知覚されるVoIPトラフィックの品質の評価を数値で表す方法。 1.0 から 5.0 の間の数値で表され、1が最も音質が悪く、5が最も音質が良い。一般に、4 はVoIP通話の適正値。

ネットワークと接続タイプ

WiFi vs イーサネット

WiFiは、イーサーネット接続に比べて本質的に接続の一貫性に劣ります。が、普段Wifi環境で接続している場合にはネットワークテストもWiFiで実行ください。必要に応じて、後でEthernet接続に切り替えて再度テストを実行します。

オフィスネットワーク vs ホームネットワーク

オフィスネットワークは、一般にVoIPやビデオ会議通信を念頭に、必要なネットワーク機器やソフトウェアで構成されています。多くのオフィス環境のネットワークは多数の端末へサービス提供をし、また必要な機能を分散して管理できる機器で構成されています。オフィス環境での一般的な機能には、次のような項目があります。

  • すべてのデバイスをカバーし、デッドゾーンが生じないよう十分なWiFiアクセスポイント、、ネットワークを受信しない場所がないように配置するなど、必要十分な容量を保証するようインフラストラクチャのバランスを実行
  • VoIP通信やビデオ会議など、ビジネス要件に合った通信の分割化と優先度の設定
  • インフラストラクチャに対する妨害からの保護に特化したネットワークセキュリティルールとツール
  • リモート社員がオフィスネットワークのリソースへ接続する際のアクセス制限

ホームネットワークは、通常インターネットプロバイダー (ISP) が提供する機器にて、低価格で幅広い用途に対応するよう構成されています。これらの機器は初期設定で提供されるため、VoIPやビデオ会議の通信が正しく実行されるよう調整が必要な場合があります。ホームネットワークには、以下のような考慮点があります。

  • すべての通信は、1つのネットワーク機器を通過します。複数のユーザーが同時接続することでネットワーク使用量が過多となり、インターネットプロバイダーへの接続に遅延が発生する可能性があります。
  • 低遅延で低通信のビデオゲームと、高遅延で大量の通信が必要なビデオストリーミングが、同じ回線と電波にて、限られた帯域幅を使って競合します。WiFi上の端末はお互いネットワーク通信容量を直接取り合い、また電子レンジなど別の機器がWiFiトラフィックを干渉することがあります。
  • インターネットプロバイダーが提供する機器は制限が多いため、企業のVPN要件に合わせてVoIPやビデオ会議サービスの構成をカスタマイズすることが実際には困難なことがあります。
  • WiFiアクセスポイントはインターネットプロバイダーの便利性で配置されるため、家族や端末の中心位置に設置されていない場合があります。
  • ホームネットワークでは、一人が問題なくビデオコールできても、2人が同時にビデオコールをすると通信状況が劣化することがあります。

ネットワーク設定:標準 vs ブリッジ

標準ネットワークは、すべての機器が同じネットワークに直接接続し相互に通信します。一般的にホームネットワーク、スモールオフィスや1つのビルのオフィスネットワークがこれに当たります。

ブリッジネットワークは、2つ以上のネットワークがひとつのデバイスを介して接続しているネットワークを指します。このデバイスをブリッジとよび、ネットワーク間、また各個別のネットワークスペースやインターネット接続を管理します。

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