Dialpad活用ヒント ~ネットワーク環境を整える~ (2021年11月)

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インターネット環境の見直しポイント5選

① Wi-Fiルーターの設置位置を見直しましょう

ご自宅内で普段お仕事される場所から、Wi-Fiルーターが遠くなっていませんか?Wi-Fiで使われる周波数の2.4GHz周波帯は、壁や床などの障害物に強く、電波が届きやすく、5GHz周波帯は、障害物に弱く、通信距離が遠くなると通信が不安定になる可能性があります。もし現在5GHz周波帯でWi-Fiをご利用している場合は、ルーターの設置位置を見直してみましょう。

【 対策 】

・ルーターを家の中心に置く:電波の広がりは球体状に飛んでいくため、家の中心かつ床から1~2m程度の高さに設置することをお勧めします。

・WiFi 中継機を利用する:部屋の構造によってWi-Fiルーターから離れた場所で利用して、Wi-Fi環境に満足していない場合、中継機を利用することによってつながるエリアを広げることが可能です。中間地点に中継機を置くことで、Wi-Fiからの電波を掴み・発信することで、つながりにくかった場所へも電波を届けられるようになります。

 

② WiFi ルーターに接続している端末が多い

WiFi ルーターには「最大接続台数」があるのをご存じでしょうか。例えば、家族でパソコンやスマホ、ゲーム機器など多くの端末を同時に接続すると、ルーターの上限を超えて、インターネット速度の低下につながります。インターネット環境に満足できていない方は、同時にご家族がYouTubeを試聴していたり、オンラインゲームをしていないかなど確認いただいてもよいかもしれません。

【 対策 】

・使用していない端末の接続を解除する:お仕事中であれば、お仕事中に使用する端末のみを接続するなど、他の使用していない端末とは接続を解除することをお勧めします。

・接続可能台数の多いルーターに変更する:ご家族で同時にインターネット接続をしたり、家電などともWi-Fi接続を行なっている場合、接続可能台数の多いルーターに変更すると、より快適にWiFiをご利用いただけるかもしれません。

・ルーターを増設する:ルーターを増やすことで、ルーター1台あたりの端末接続台数が減るため、環境が改善される可能性があります。

 

③ 電波の干渉が起きている

2.4GHz周波帯は、使用している機器が多いことから電波の干渉が起こりやすくなっています。集合住宅などにお住まいの方は、ご近所の方が利用されている電子機器やWi-Fiルーターの電波によって電波干渉が起こる可能性があります。

例)電子レンジ、コードレス電話機など

現在、お仕事されるお部屋の近くにルーターを設置できる場合、以下の対策もご検討ください!

【 対策 】

・5GHz周波帯対応のルーターに買い替える

・端末を5GHz周波数帯に対応しているものに変更する

※古いスマホや格安スマホの場合、5GHz帯で利用可能な「11ac」規格に非対応の可能性もあるのでチェックしてみてください。

 

④ Wi-Fiルーターや接続端末の不調

Wi-Fi ルーターや端末が不調である可能性もあります。

【 対策 】

・ルーターが不調の場合

  • ルーターを再起動する
  • ルーターを買い替える:長年ご使用した場合は、寿命と考えて買い換えるというのもご検討ください。機種本体の寿命は、4~5年で、通信規格の寿命は、2~6年と一般的に言われております。

・端末が不調の場合

  • PCやモバイル端末を再起動する
  • 端末のOSをアップデートする:古いバージョンを使い続けている場合は、OSのバージョンを最新にする
  • 端末の再起動・不使用アプリを終了する:再起動やアプリの終了で使用していないメモリを解放しデバイス自体の動きを軽くしてあげましょう。

 

⑤ 有線LANで接続に変更してみる

Wi-Fiでの対策をお伝えしてきましたが、有線LANで接続していただいた方が一般的に、インターネット速度は早く快適にお仕事ができるかと思います。